しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

タグ:冥王星

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 天王星,海王星,冥王星の話題の最後は準惑星です。
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 太陽のまわりを公転する天体は,惑星(planet),小惑星(minor planet),彗星(comet),惑星間塵(interplanetary dust cloud)に分類されます。また,小惑星(minor planet)はさらに,準惑星(dwaft planet)と「それ以外のもの」からなります。「それ以外のもの」とは古典的な小惑星(従来小惑星(asteroid)とよんでいたもの)(classical asteroid)です。準惑星は冥王星と従来小惑星とよんでいたものの中から特別な条件をみたすものだけが格上げされて冥王星の仲間となったものです。
 日本語では,minor planet と classical asteroid をともに小惑星というので混乱が生じています。
 また,それとは別の分類として,準惑星(dwaft planet),古典的な小惑星(classical asteroid),彗星(comet),惑星間塵(interplanetary dust cloud)を合わせて太陽系小天体(small Solar System body = SSSB)といいます。
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●小惑星の発見
 1802年以降,「セレス」(「ケレス」ともいう)(Ceres)「パラス」(Pallas)「ジュノー」(Juno)「ベスタ」(Vesta)などの天体がメインベルト(main belt=火星と木星の間に軌道をもつ)に数多く発見されましたが,惑星ほどの大きさがなかったために,小惑星(asteroid)とされました。
●太陽系外縁天体の発見
 1992年代以降になると海王星軌道より外側の領域にも冥王星以外の天体が発見されるようになりました。
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 海王星軌道より外側の領域にある天体を太陽系外縁天体(trans-Neptunian object = TNO)といいます。
 太陽系外縁天体(TNO)には,エッジワース・カイパーベルト天体(Edgewaorth-Kuiper Belt object = EKBO)とその外側の散乱円盤天体(scattered disk object = SDO)があり,さらにその外側にはオールトの雲(Oort cloud)があるといわれています。
 エッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)には,彗星(comet)と小惑星(minor planet)があります。小惑星(minor planet)は,先に書いたように,準惑星(dwaft planet)と古典的な小惑星(classical asteroid)に分類されます。
 従来は,エッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)とその外側の散乱円盤天体(SDO)を合わせてエッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)とされていました。また日本では,エッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)のみを太陽系外縁天体(TNO)とよんでいたころもあり,ここでもまた用語の混乱を生じています。
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 さまざまな天体が見つかるようになって,それらの天体を定義して新しい名前をつけても,そのあとでそれが当てはまらないことが起きて…,ということがごっちゃごちゃになっている理由です。
 また,日本では,たとえば dwaft planet を小型の惑星とでもすればいいのにあえて準などという英語とは意味の異なる別の日本語名にするから混乱します。漢字の表現には言外の意味が生じるのでたちが悪いのです。また,日本語名をつけるならそれならそれで,minor planet に格上げされたとき新しい名前をつけず従来の「小惑星」のままにしておくことも問題です。だから日本語の小惑星にはminor planetとclassical asteroidが混在しています。そしてまた,これは余談ですが,高校生が習う英語の単語集には,従来のまま「小惑星=asteroid」などと書かれていて,さらに,天文学を知らない教師がそれを教えるものだから,誤解が生じます。

 では,準惑星と現在準惑星の候補となっている古典的な小惑星(classical asteroid)である太陽系小天体(small Solar System body = SSSB)を紹介します。
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●準惑星に格下げされた冥王星
 =太陽系外縁天体,エッジワース・カイパーベルトにある小惑星,準惑星,太陽系小天体
●「セレス」
 =メインベルトにある小惑星,準惑星,太陽系小天体
 1930年に惑星として発見された冥王星は,離心率や軌道傾斜角が大きく異なること,地球よりはるかに小さいことなど,他の8つの惑星と性質が大きく違っていました。
 1992年に発見され,のちに「アルビオン」(Albion)という名前のついた小惑星は,太陽系外縁天体(TNO)でした。それ以降,冥王星を惑星とよぶべきかどうかをめぐり様々な議論や論争がなされるようになりました。
 一方,1999年以降,マイケル・ブラウン(Michael E. Brown)博士がパロマ天文台にあるサミュエル・オシン望遠鏡(The Samuel Oschin telescope) で太陽系の新しい惑星を発見しようとする試みをはじめました。そして発見したのが,太陽系外縁天体(TNO)である「クアオアー」「セドナ」「マケマケ」「ハウメア」「エリス」でした。その中でも,「エリス」(Eris)は冥王星よりわずかに大きいと考えられ,冥王星を惑星とみなすことへの疑問の声が広まりました。
 2006年8月24日に開かれた国際天文学連合 (IAU)の 総会で惑星の定義を定めるとともにdwarf planet(日本ではこれを準惑星と名づけた)という分類を新たに設けることが採択されました。そこで,小惑星(asteroid)は小惑星(minor planet)と名称が変更になり,そこに類する天体から新たに準惑星(dwaft planet)が定義されました。
 これによって,これまで小惑星(asteroid)であったもののなかからも,「セレス」Ceres)が新たに準惑星(dwaft planet)に格上げされました。そして,格上げされなかったものはそのまま以前の小惑星(classical asteroid)という地位に残ります。また,冥王星は惑星の座から小惑星(minor planet)に格下げされ,新たに準惑星(dwaft planet)となりました。
 再分類されたのち,冥王星は小惑星(minor planet)の一覧に記載され小惑星番号134340番が与えられました。小惑星番号は小惑星(asteroid)から小惑星(minor planet)に引き継がれます。
 現在,冥王星は,太陽系外縁天体(TNO)であり,エッジワース・カイパーベルトにある小惑星(minor planet)であり,準惑星(dwarf planet)です。また,太陽系小天体(small Solar System body = SSSB)です。
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●「クワオアー」(Quaoar)
 =太陽系外縁天体,エッジワース・カイパーベルトにある小惑星,準惑星候補,太陽系小天体
 「クワオアー」は現在準惑星(dwarf planet)候補です。エッジワース・カイパーベルトに位置し太陽の周りをほぼ円軌道で公転しています。2002年6月4日に発見されました。
 名前はロサンゼルス周辺のアメリカ先住民であるトングヴァ族に伝わる神話の歌と踊りで神々と生物を作った創世神クワオアーに因んで名づけられました。
●「セドナ」(Sedna)
 =太陽系外縁天体,エッジワース・カイパーベルトにある小惑星,準惑星候補,太陽系小天体
 「セドナ」も現在準惑星(dwarf planet)候補です。2003年11月14日に最初に観測されました。
 北米極北地方に住む原住民族カナダのイヌイットに伝わる海の女神セドナに由来しています。
 なお,「クワオアー」と「セドナ」が準惑星(dwarf planet)と分類されるには,「自身の重力が剛体力に打ち勝って静水圧平衡(球体に近い形)を保つのに十分な質量を持っていなければならない」ことが実証される必要があります。
●「マケマケ」(Makemake)
 =太陽系外縁天体,エッジワース・カイパーベルトにある小惑星,準惑星,太陽系小天体
 「マケマケ」は準惑星(dwarf planet)です。2005年3月31日に発見されました。
 イースター島の創造神マケマケにちなんで命名されました。
●「ハウメア」(Haumea)
 =太陽系外縁天体,エッジワース・カイパーベルトにある小惑星,準惑星,太陽系小天体
 「ハウメア」も準惑星(dwarf planet)です。スペインのシエラ・ネバダ天文台でホセ・ルイス・オルティスらのグループが2003年に行った観測を2005年に再分析したことによって発見し,2005年7月29日に公表しました。マイケル・ブラウン博士らのグループも,2004年5月6日の観測を元に12月28日にこの天体を発見しました。
 ハワイ諸島の豊穣の女神ハウメアに因んで命名されました。
●「エリス」(Eris)
 =太陽系外縁天体,エッジワース・カイパーベルトにある小惑星,準惑星候補,太陽系小天体
 「エリス」も準惑星(dwarf planet)です。2003年10月21日に撮影された画像に写っているところを2005年1月5日に発見され,同年7月29日に発表されました。
 発見当初,発見者チームはこの天体が惑星である可能性を考慮して,創世神話に由来する名前を提案しました。国際天文学連合 (IAU) は惑星かどうかはっきりするまで命名はしないと発表しました。やがて,2006年8月24日にIAUで惑星の定義が決定され,これによって準惑星(dwarf planet)とされたことから,「エリス」(Eris)と名づけられました。エリスはトロイア戦争の遠因となったギリシア神話の不和と争いの女神です。「Ellis」と綴られる小惑星「エス」とは別の天体であるので,注意が必要です。
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IMG_4253 (960x1280) DSC_2662 (1280x853) IMG_4273 (1280x960) PLUTO

 私が子供のころ,太陽系の惑星のうちで,水星から土星までと比べて,どうして天王星,海王星,冥王星だけ名前が異質なのか疑問をもったということを書きました。それは,水星から土星までは肉眼で容易に見えたから発見された惑星ではなく,天王星から冥王星までは「発見」された惑星だったからですが,天王星と海王星の発見についてはこれまでに書いたような経緯でした。
 冥王星は14等級以下でアマチュアの望遠鏡でも見ることが困難なので,私の子供のころに読んだ天文書にはアマチュアには見ることができないと書かれていて,そのの知識のまま今もそう思っている私の知人がいます。
 私は,機会があれば,一度は写真に収めたいと思っているのですが,もし,写ったとしても,それが冥王星であるという見わけをすることはずいぶん困難なことでしょう。

 さて,今日は冥王星の発見についてです。今では,冥王星は惑星としての地位を追われてしまいましたが,私には,今も,冥王星はその後に発見され,準惑星とされるケレス,エリス,マケマケ,ハウメアなどとは一線を画す存在です。
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●冥王星の発見
 準惑星である冥王星(Pluto)は,かつては太陽系第9惑星とされた天体です。1930年にクライド・トンボー(Clyde William Tombaugh)によって発見されました。
 発見された新天体に「Pluto」という名前を最初に提案したのはイングランドのオックスフォード出身で当時11歳の少女ヴェネチア・バーニー(Venetia Katharine Douglas Burney)でした。トンボーは、偶然にも,冥王星の存在を予言したパーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell)のイニシャル「P.L」ではじまるこの名前をいたく気に入ったといいます。
 日本語名の「冥王星」は日本人の野尻抱影が提案した名称です。1933年に中国でも「冥王星」(míngwángxīng)が使われるようになりました。
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 ウィリアム・ヘンリー・ピッカリング(William Henry Pickering)とパーシヴァル・ローウェル(Percival Lowell)は,天王星の軌道における摂動の分析からその存在が予測され発見された海王星と同じように,海王星の軌道もまた他の未発見の惑星「惑星X」によって乱されていると推測し,そのような惑星が存在する可能性のある天球座標をいくつか提唱しましたた。
 1905年,ローウェル天文台では「惑星X」を捜索するプロジェクトを開始しました。プロジェクトはパーシヴァル・ローウェルが1916年に死去するまでの11年間続けられました。
 1929年,プロジェクトが再びはじめられ,当時の天文台長であったヴェスト・スライファー(Vesto Melvin Slipher)がクライド・トンボーにこの仕事を預けました。
 クライド・トンボーは,ローウェル天文台の口径13インチ(約33センチメートル)の天体写真儀で空の同じ区域の写真を数週間の間隔を空けて2枚撮影し,その画像の間で動いている天体を探すという方法で捜索を行いました。そして,撮影した膨大な写真を丹念に精査した結果,ついに,1930年2月18日,同年の1月23日と1月29日に撮影された写真乾板の間で動いていると思われる天体を見つけました。
 なお,2枚の写真を比べて新天体を発見する方法は今も行われていますが,クライド・トンボーが行っていた当時とは違って,コンピュータが自動的にそれを行っています。
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 しかし,クライド・トンボーが発見した「惑星X」は,海王星の軌道の摂動の原因となるにはあまりにも小さすぎたのです。実際は,19世紀に天文学者が観測した海王星の軌道の計算との食い違いは「惑星X」によるものではなく,海王星の質量の見積もりが正確でなかったためのものでした。
 それにしても,パーシヴァル・ローウェルが予測した「惑星X」の位置は,クライド・トンボーが発見した実際の位置にかなり近いものでした。不思議な話です。イギリス人の天文学者アーネスト・ウィリアム・ブラウン(Ernest William Brown)はこれを「偶然の一致」だと結論づけました。
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☆ミミミ
この写真は,2018年5月にオーストラリアに出かけたときに私が写した写真から冥王星を探し出したものです。14.3等星です。
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☆☆☆☆☆☆
 12月17日に放送されたNHKBSプレミアムの「コズミック・フロント☆NEXT」は,私にとって,ものすごくおもしろい番組でした。取り上げた内容は「冥王星大接近~最新探査が挑む太陽系最果て~」。
 今年,NASAの探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に到達して,その姿を史上初めて人類が目にすることができました。そのとき,冥王星のハートマークが話題となり,日本でも注目されました。
 私は,生きている間に,まさか冥王星のこうした画像を見ることができるとは思わなかったので,非常に感激しました。この番組は,そうした冥王星探査の裏側に迫ったものですが,これだけの話題を取材して番組を作るNHKはすごいです。
 私がこの番組を興味深く見たのは,もちろん,冥王星そのものに興味があったことだからですが,それ以上に,私が行ったことのある,あるいは,行きたいと思っているアメリカのさまざなな町が出てきたということ,そして,様々な人間ドラマにありました。

 番組のはじめに出てきた町が,アリゾナ州のフラッグスタッフでした。
 ここは,フェニックスから北へ240キロほど行った小さな町で,私は1度行ったことがあります。ヒストリック・ルート66が通るこの町は標高が2,100mあり,多くの観光客でにぎわっています。
 フラグスタッフは「冥王星発見の地」です。ローウェル天文台には,1930年に冥王星を発見したクライド・トンボーの使った口径33センチの望遠鏡が今でも大切に保存されています。
 ローウェル天文台は火星研究で有名なバーシバル・ローウェルが1894年に設立した研究用の私設天文台で,研究施設は今も現役で使われています。そして,ビジターセンターや望遠鏡の見学ができるほか,夜には星を見るプログラムも行っています。
 フラッグスタッフは,惑星科学・天文学とゆかりが深い町でもあります。ユージン・シューメーカーという有名な地質学者がかつて所属していた米国地質調査所宇宙地質学部門の研究所や北アリゾナ大学,さらにのちに冥王星の衛星を発見したアメリカ海軍天文台などがあります。
 また,ルート66を東へ45分ほど走ると,メテオクレーターもあります。
 この番組の最後に,このフラッグスタッフは,2001年に世界で最初の「ダークスカイ・シティ」に認定された町だという話題がありました。「ダークスカイ・シティ」というのは,「光害」から美しい星空を守る活動を行う国際ダークスカイ協会が認定した町で,屋外照明を制限したり啓蒙活動を実施したりして,美しい星空を守っているのです。こういうことが実現できるアメリカは大した国です。これを知って,私は,再び,フラグスタッフに行きたくなりました。

 ふたつ目は,コロラド州ボールダーです。私はコロラド州には昨年行きましたが,美しいところです。ボルダーはマラソンの高橋尚子さんがトレーニングをした場所としても有名ですが,ニューホライズンズのミッション総責任者アラン・スターンさんが所属するサウスウエスト研究所がある場所です。当時大学院生だったスターンさんたち「冥王星秘密結社」(Pluto Under Ground)の発案した冥王星に探査衛星を送ろうという計画を本当に実現するNASAの懐の深さを思います。そのおかげで,私たちは冥王星の姿を,今,知ることができるのです。
 ボールダーは,コロラド大学やアメリカ海洋大気局の宇宙天気予報センターなど宇宙関係の大学・研究機関が集結している,宇宙にとてもゆかりの深い場所でもあります。
 そして三つめは,ハワイ島マウナケアです。私が来春行こうと計画しているところです。
 カイパーベルトに名を残すジェラルド・カイパー博士は,短周期彗星の巣として理論的にカイパーベルトの存在を予言した人です。1940年代には天王星の衛星ミランダと海王星の衛星ネレイドを発見,さらに,1950年代には当時の世界一の望遠鏡で冥王星を観測して「衛星はない」と結論づけました。
 彼はハワイのマウナケアが天文観測に向いていると強く主張しました。カリフォルニア大学のデービッド・ジューイット教授は,そのハワイのマウナケアに作られた望遠鏡で1992年に冥王星に似た軌道を持つ新天体1992QB1を,大学院の学生だったジェーン・ルーさんと共に発見して,カイパーベルトと呼ばれる海王星の外側を巡る小天体の集まりの存在が観測的に明らかになりました。
 つまり,自分が開拓したマウナケアの地で自分が予言したカイパーベルトが発見された! という訳です。そして,冥王星はカイバーベルト天体の一員となって,惑星から降格しました。

 最後に,私がこの番組ではじめて知って最も感動したのは,冥王星の惑星「カロン」の話題です。
 先に述べたように,一度は,ジェラルド・カイパー博士が衛星がないと結論づけられた冥王星ですが,フラッグスタッフにあるアメリカ海軍天文台で,1978年,ジム・クリスティさんが衛星を発見しました。発見者にはその名前を提案する権利があるので,彼は妻シャーリーンさんの愛称「Char」に当時発見された元素の名前のように「on」をつけた「Charon」を考えました。衛星の名前にはギリシャ神話の神様の名を付けるならわしなのですが,偶然にも「Charon」というスペルは「カロン」と発音されたギリシャ神話の神様の名前だったのです。しかも,カロンは,これもまた偶然にも,死者の魂を冥界の王プルートに運ぶ船頭だったのです。冥王星の衛星の名「カロン」はそうして名づけられたのですが,いまでも,その話を知るアメリカの天文学者は,この衛星を「シャロン」とよぶのだそうです。
 なんとまあ,冥王星をめぐるさまざまなお話にはたくさんのロマンがつまっていることなのでしょう。
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 冥王星の探査を終えた「ニューホライズンズ」は軌道を修正して,次の目標である,発見されたばかりの直径50キロメートルにも満たないカイパーベルト天体「2014MU69」へ向かって新たな旅に出ました。これだけのスイングバイを難なく実現するアメリカの技術力は日本とはけた違いのものです。
 「Sky & Telescope」誌の記事によると ,到着は2019年1月1日だそうです。

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