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 ことしもまた,夏はあまりに暑いので,遠出はさけているのですが,近場もまた,どこへも行く気が起きません。そこで考えたのが名古屋港水族館へ行くことでした。ここなら室内だからいいだろうと…。
 ということで,とりあえず,下見を兼ねて,2024年7月17日に行ってみました。広い駐車場があったので車を停めてそこから歩いて向かいました。これだけでも汗がでます。
 名古屋の東山動植物園は,名古屋市民だけは65歳以上は無料ですが,私は名古屋市内に住んでいないので適応されません。しかし,名古屋港水族館は,名古屋市民だけを優遇するような陰険な名古屋市立ではないので,65歳以上は名古屋市民でなくともシニア割があって好感がもてます。
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 1992年(平成4年)に開館した名古屋港水族館は,名古屋港管理組合が設置し,名古屋みなと振興財団が管理・運営を行っています。
 日本最大の水量と延床面積を誇る水族館で,イルカをはじめ,シロイルカ,ペンギン,ウミガメなどが飼育・繁殖・研究されています。また,屋外には,世界最大級の野外水槽を保持していて,イルカやシャチのトレーニングを見ることができます。
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 私は,開館した当時に行ったことがあるのですが,それ以来,遠ざかっていました。
 館内に入ると,いきなり大きな水槽があって,ほとんどの人はそこに立ち止まってしまうので混雑していて,すでにいやになりましたが,それを過ぎるとそうでもなく,多くの水槽があって,たくさんの魚を見ることができて,なかなか楽しめました。
 シャチのトレーニングというものがあって,これを見ました。以前なら,シャチショー,と銘打つのでしょうが,このごろの動物虐待世論で,名称が変わったのかもしれません。名古屋港水族館には観覧席を備えた大きなプールがあるのですが,シャチのトレーニングが行わるのはそれではなく,大きなプールの後方にある小さなほうのプールなので,客席の上のほうで見る必要があります。
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 名古屋港水族館のシャチの飼育は2003年(平成15年)より開始されました。
 飼育は「クー」にはじまり,「ナミ」「ステラ」「ビンゴ」「ラン」と続き,2012年(平成24年)に「ステラ」の仔「リン」が産まれました。 現在は「リン」「アース」の2頭が飼育されているそうです。なお,「アース」は15歳で,国内で飼育されている唯一の雄のシャチです。
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 観覧席周りには,売店があって,私はかき氷を食べました。シロップは自分でかけるということですが,単に店員の手間を省くためのように思えました。ここのウリは7色のシロップで,お好きなものをどうぞ,ということだったので,いろいろなものをかけて虹のようにしようと思ったのですが,かけていくにつれて黒くなってしまいました。色の3原色というのを忘れていました。アホです。

 名古屋港水族館で,私がストレスを感じたものは,レストランでした。レストランは数か所あるのですが,メニューが少なく値段が高く,しかも混んでいるのです。これでは楽しくありません。
 そこで裏技を見つけました。
 名古屋港水族館は再入場ができるので,一旦外に出ます。近くには,JETTYというショッピングモールがあります。ここは以前,2階にレッドロブスターがあったのですが,閉店して今は単なるゲームセンターとなりました。これだけでもさびれ感があります。しかし,1階はフードコートになっていて,安価に食事ができるのです。チープ感は否めませんが。
 私が子供のころ,名古屋港はレジャー施設がなく,むしろ,不気味なところでした。これはいけないと,それまでは本当に何もなかった名古屋港を観光地にしようと,一時,再開発ブームが起きて,イタリア村などもできたのですが,諸事情でわずか3年余りのちに倒産してしまいました。また,南極観測船が引退したのを機に誘致して,こちらは現在も見学することができますが,おそらく維持費がたいへんでしょう。このように,名古屋港はあか抜けず,横浜の赤レンガ倉庫のようにならないのが,頭の痛いところですが,愛知県の観光施設は,どこもそんなものです。
 ということで,暑い夏に出かける場所を見つけたのですが,一度行って十分だったのでリピートする気も起きず,結局,暑い夏に行くこともなくなってしまいました。

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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは

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