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NHKBS1のMLB中継を見ながら,放送している都市の思い出を書いています。今回はミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)です。
私がミネアポリスに行ったのは2012年のことでした。
そのころの私は,アメリカ50州制覇をしたいと思いはじめたころで,その手はじめにとノースダコタ州へ行きました。まず,サウスダコタ州に着いて,ノースダコタ州をドライブして,その後,ノースダコタ州の州都であるビスマルクから空路,ミネアポリスに行きました。そして,ミネアポリスを観光して,ミネアポリスから帰国便に乗りました。
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私は,すでに書いたように,2004年にモンタナ州ビュート郊外で交通事故にあって左足を骨折してアメリカの病院に入院しました。1週間後,日本の病院に転院するために,看護師同伴で帰国するときに寄ったのがミネアポリスの空港でした。そのため,ミネアポリスは,私には甘酸っぱいところでしたが,今度は自力でミネアポリスの空港にやってきて,懐かしさとともに当時のことをよき思い出として振り返ったわけです。
さて,ミネアポリスは,その西側に同じくらいのセントポールという都会があって,このふたつの都市をふたごの意味でツインシティーズといいます。そこで,ミネアポリスにホームをもつMLBのチームがミネソタ・ツインズです。
スタジアムはターゲットフィールド(Target Field)です。
2009年までは,ヒューバート・H・ハンフリー・メトロドーム(Hubert H. Humphrey Metrodome)をホームとして使用していました。このドームを手本にしてつくられたのが東京ドームです。屋根の開かないドーム,かつ,人工芝という不人気スタジアムでしたが,老朽化,屋根が墜落するという事故まで起きて,新スタジアムを建設することになりました。
ターゲットフィールドは,天然芝の屋外球場で,これによって,人工芝を使用しているのは,私がすでに酷評したトロント・ブルージェイズのロジャーズ・センターとタンパベイ・レイズのトロピカーナ・フィールドのみとなっています。
ターゲットフィールドがあるのは,ミネアポリスのダウンタウンから気軽に歩いていくことができる場所にあって,私はびっくりしました。銀座からJRの有楽町駅にいくような感じで,これほどアクセスのよいスタジアムを私は知りません。
スタジアムの外壁は,ミネソタ州の各地で見ることができる少し黄色掛かった深みのある石灰岩「カスタストーン」(Kasota limestone)が使用されています。また,屋根はミネソタ州の大自然に浮かぶ雲をイメージしています。
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ミネアポリスとセントポールは公共交通機関で便利に移動できるし,治安も悪くないし,ミネアポリスの空港はミネアポリスのダウンタウンまで電車で簡単にアクセスできます。また,空港の近くにはモールオブアメリカという商業施設もあり,さらに,東京からミネアポリスには直行便もあるので,日本からとても簡単に行くことができます。そこで,日本から行く学生さんのホームステイ先ともなっているのですが,問題は,冬がとても寒いということだそうです。私は夏にしか行ったことがないので実感がありません。
また,ミネアポリスにはミシシッピ川で唯一の自然の滝 セント アンソニー滝(Saint Anthony Falls)があり,1800年代後半から1900年代後半までこの滝の水力を動力とした大きなミル工場がいくつもあったので,「ミルシティ」(Mill City)ともよばれます。「ミルディストリクト」は,現在は歴史地区となっていて,製粉工場や倉庫の建物がその姿を保存したままリノベーションされ,ミネアポリスきっての観光スポットとして多くの観光客が足を運ぶ地区となっています。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは