民宿の周辺を案内してもらって帰ってくると夕食の準備ができていました。この民宿は2階に5部屋くらいあって,したがって,食堂もかなり広かったのですが,今晩宿泊するのは幸い私ひとりでした。
この日もまた,地酒を注文しました。
日本の旅は,温泉と食事と地酒に限ります。これだけは,いかなる海外旅行よりも楽しいものだと,私は,このごろやっと知りました。
地酒は鰺ヶ沢町にある尾崎酒造の「ブナの白神」でした。
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蔵の目の前には日本海を臨み,後ろには荘厳な岩木山。そして,神々しい白神山地。
そのような自然豊かな地で,1860年(万延元年)より地域に根差した酒造り生業とし, 現在に至ります。 酒造りとしては「華想い」や「華さやか」といった県産米を多く使用し,酵母も同
じく青森県で造られた酵母を多く使用し,特に仕込み水に至っては「世界自然遺産
白神山地」の伏流水をふんだんに使い仕込を行っています。しっかりとした味わ
いが特徴的な辛口タイプのお酒を製造しています。
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ということでした。
私はまだまだ修行が足らないので,お酒の味についてコメントができないのが残念です。
さて,夕食ですが,何というボリュームなのでしょう。これがまた,この民宿の評価を高める理由なのですが,それにしても,正直,気が遠くなりました。ご飯も食べ放題だったのですが,私は,極力ご飯を食べずに,完食を目指すことにしました。
しかも,これで終わりではなく,さらに,魚が2匹,次々に出てきました。
とてもおいしかったのですが,食べ終えるのがたいへんでした。しかし,完食しました!
宿の感想の書き込み帳ががあったのですが,食べきれずにごめんなさい,朝食は少なめにお願いします,というものが多かったので,宿泊者はみな,悪戦苦闘しているようでした。
さて,翌朝です。
朝食は,覚悟を決めていたのですが,思ったほどのボリュームでなく安心しました。
さて,この日はこの旅の最終日。早々にチェックアウトをしたのですが,お昼にと,おにぎりを持たせてくれました。まさに,至れり尽くせりでした。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは