●アメリカの巨大モール●
ワシントンパーク(Wasington Park)へ行った後,夕食をご馳走になることになって,家に招かれた。家に行く途中で巨大モールに寄ることになった。モールに行く途中で何やらのデモ隊に遭遇したが,アメリカではさほど珍しくもない光景だ。
ところで,今や日本にもモールはめずらしくないが,アメリカに行って現地の人に会うと,いつも得意げに巨大モールに連れて行ってくれる。どうやら,アメリカの人は,こういうモールは日本にはないと思っているらしい。
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おそらく,日本のモールは,アメリカを手本にして作られたものだと思うが,それが次第に日本的に進化してきた。
日本では,はじめのころはこうしたモールも珍しかったが,もう,今は,日本中どこに行っても同じような店があるので,行く気にならなくなった。店舗が広すぎるから,ペットボトル1本買おうとしても不便なのである。しかも,モールの中にあるスーパーマーケットはレジも混雑している。専門店といってもその多くはブティックばかりなので私には意味がないし,チェーン店はどこへ行っても同じだ。
それでも,アメリカでは駐車場が広く車を停めるのに余裕があるからすぐに駐車して店に入れるからさほど大変でないが,日本の駐車場はごみごみしているから車を停めるのだけでもひと苦労だし,買い物を済ませて車を出そうとすると渋滞していて大変なのである。
コンビニもまた,アメリカではガソリンスタンドに併設されているから,トイレ休憩のためにあるようなものだ。一方,日本では,コンビニは独自の進化を遂げたが,何せ値段が高すぎる。スーパーマーケットで58円で買うことができるペットボトルが148円もするから,私はめったにコンビニには行かない。そうした日本のコンビニのお得意さんは,早朝,まだ,スーパーマーケットが開いていない時間に工事現場に向かう人たちがその日の昼食を購入するためにあるようなものだと思っていたが,若い女性もコンビニ好きだと聞いて驚いた。
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今や私は,食料品以外の買い物はほとんどネットショッピングで済ます。また,食料品は,スーパーマーケットと衣料品を売っているくらいの小売店舗かドラッグストアで済ませる。巨大モールは,散歩するときと時間つぶしをする以外に行くことはほとんどなくなってしまった。
さて,私が連れていっていってもらったアメリカの巨大モールでは,日本にはない趣向が目を引いた。それは,今日の写真のように,店内を公園にあるようなミニチュアトレインが走っていたことである。これがなかなかのものだった。日本でも同じようにやれば子供たちが喜ぶと思うのだが,それがないのは,当局の許可が出ないか,または,人が多すぎて通路でこれをやると事故が起きる可能性があるからなのだろうか。
また,この時私が行ったモールで驚いたのは,3Dプリンタの実演であった。まず,3方向から写真を撮る。そして,それをもとに,2,000円くらいで,実物そっくりの小さなモニュメントを3Dプリンタで作ってくれるのだ。こりゃ将来日本でも流行ると思ったが,この旅のあと5年経ってもまったく流行しないのが意外である。私は結婚の記念品や誕生日のプレゼントなどにいいと思うのだが…。
モールを出て,次に,中華料理のテイクアウトショップに寄って夕食を購入して,自宅にお邪魔した,夕食をご馳走になって,それからホテルまで送ってもらって,楽しい1日が終わった。
こうして,この日,私はポートランドという町をはじめて散策することができた。ポートランドは,このときまでに一度来たことがあるが,フライトの待ち時間に3時間くらい滞在して,ワシントンパークを車で少し走っただけだった。
ポートランドは思った以上にすてきな,そして,思った以上に小さな都会であった。ダウンタウンは日本の都会のように狭いが,しかし,サンフランシスコのように人も車も多くはなく,また,市内の公共交通は無料で,しかも治安がよく,住みやすそうな都会であった。
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美しい町ポートランド⑤-2015夏アメリカ旅行記3
●美しきワシントンパーク●
ポートランドのダウンタウンから西に2キロメートルほど行くと高台となるが,そこには159エーカー,640,000平方メートルの広大なワシントンパーク(Wasington Park)という公園がある。ここには,日本庭園とローズガーデン(International Rose Test Garden),動物園,そして,ピトック邸(Pittock Mansion)がある。こうした広大な公園のある都会はすてきだ。
外国にある日本庭園には,けっこういい加減なものや,日本人が訪れると首をかしげるところもあるが,ここの日本庭園はアメリカで一番すばらしい日本庭園といわれるだけのことはあって,かなりのホンモノで,多くの観光客が訪れていた。
それにしても,こうした日本庭園は,造ることはもとより,それを維持するほうがずっとたいへんだろう。
また,バラのシーズンは5月から6月で,私が行ったのは8月だったが,ローズガーデンにはけっこうな数のバラが咲き誇っていた。
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日本庭園は,1958年,ポートランド市と札幌市が姉妹都市となったのを記念して造園された本格的なものである。
オレゴン日本庭園協会が計画し,デザイナーの戸野琢磨氏にもと,5.5エーカー,22,000平方メートルの敷地に,白砂の美しい平庭やアヤメが植えられた池泉回遊式庭園,花心邸と名づけられた茶室がある露地庭,東屋や竹垣がアクセントなっているナチュラルガーデン,枯山水の禅庭など,5つの日本庭園が森の中に配されている。
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ローズガーデンは,ダウンタウンを見下ろす丘に700種8,500株以上のバラが咲き誇るアメリカ最古のバラの試験場である。
ポートランド市内を走るタクシーや警察の車に一輪のバラの絵が描いてあったり,5月の下旬から6月の下旬にかけてローズ・フェスティバル(Rose festival)というお祭りが開催されていたり,ポートランンドの女子サッカーチーム「ソーンズ」(Thorns)はバラの棘を意味していたりと,ポートランドは「バラの街」といわれてる。
1888年,オレゴン州最大の新聞社「オレゴニアン」(Oregonian)の創業者ピトックの夫人がバラ協会を設立し,1901年に弁護士ホルマンが「ポートランドをバラの街に!」と新聞に記載したことが後押しとなって「バラの街」といわれるようになったのがはじまりである。
ローズガーデンは1917年に作られた。現在では,アメリカで無料観覧できる場所ベスト10に選ばれたり,最優秀庭園に選ばれたりしているこの庭園には,年間50万人の観光客が訪れるという。
毎年,ポートランド市内の高校生からローズ・クィーンがひとり選ばれ,6月のローズフェスティバルでヒロインとなる。通路には歴代のローズ・クィーンのサインが刻まれたプレートが埋め込まれれている。
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ワシントンパークで最後に行ったのがピトック邸であった。
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ヘンリー・ルイス・ピトック(Henry Lewis Pittock)は1835年に生まれ,1919年に亡くなったイギリス生まれのアメリカの開拓者であった。新聞の編集者であり,共和党の政治家,そして,市民活動家であり,また,熱心なアウトドアマンで冒険家だった。はじめ週刊として発行された「オレゴニアン」(Oregonian)はのち,日刊紙として,今もオレゴン州最大の発行部数を誇るが,ヘンリー・ルイス・ピトックは,この「オレゴニアン」の創設者である。
ピトック邸は,ヘンリー・ルイス・ピトックが自分と妻のために建てたルネッサンス風の大邸宅であるが,現在は,ポートランドの発展におけるピトックと彼の家族の役割を記録した博物館として運営されている。
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ピトック邸の広い庭からは,見事なポートランドの街並みを見ることができた。
美しい町ポートランド④-2015夏アメリカ旅行記3
●旅先での出会いは…●
日ごろから親しい人でも,一緒に旅をすることは,若いころとは違って,簡単なことではない。まして,日ごろおつき合いのない人と旅先で出会ってその町の案内をしてもらうということは,なかなか難しいものだ。
私は,旅行先やそれ以外にも様々な方法で知り合った人と,遊びに来て,という誘いに応じて,出かけたこともこれまでに少なからずあったが,いざ会っても,そのあとがけっこう難しいのだ。それは好みが違ったり,行きたいところや行動様式が違うからだ。さらに,友達とならフィフティフィフティで何とかなるが,お招きにとなると,お金をどうするかという問題もある。
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私は,旅先では,地元の人に,旅人では行くことができないところに案内してもらうのが最もうれしい。特に,レストランなど,知らないところにはなかなか入りにくいから,最も楽しい時間となる。だから,もし,海外から日本に友人が来たら,そういった場所を案内するのがいいと思うのだが,そのとき,問題なのは食習慣の違いを理解しているかどうかということだろう。私は好き嫌いがないからまだしも,それでもやはり,これまで食べたことがないものの中には抵抗があるものが少しはある。
それよりも,観光地を案内されるほうがより難しい。この旅の1年前の2014年,これもまた,友人の招きでテキサス州のサンアントニオに行ったとき,私はまずアラモ砦に行きたかったのに,あんなところは観光用だといって興味を示してもらえなかった。それは,たとえば,京都に行って外国人を案内するときに,鹿苑寺金閣は再建だから見る価値などなく,慈照寺銀閣は国宝だからこちらのほうが価値があるといわれるようなものだった。
そのように,なかなか波長が合わないこともあって,そういったときは,結局,ひとり旅のほうがずっと居心地がいいということになってしまうことも多い。しかし,この旅で会った友人は,そういうことを心掛けてくれて,楽しい時間を過ごすことができた。
この日は,ポートランドのダウンタウンをひと通り案内してもらった後で,ウィラメット川(Willamette River)畔のトムマッコールウォーターフロントパーク(Tom McCall Waterfront Park)にあったレストランで昼食をとった。平日なのに多くの人がノンビリと景色を眺めながら食事をしていて,とてもいい雰囲気であるとともに,うらやましかった。
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ウィラメット川は,オレゴン州のポートランドおよびセイラムを流れる川である。コロンビア川の支流で,長さは187マイル(301キロメートル)および,ひとつの州の中だけを流れている川としてはアメリカで最大の面積をもっている。
トムマッコールウォーターフロントパークは,ポートランド市内を東西に分けるウィラメット川の西ダウンタウン側に約2.4キロメートル続く公園である。
この区間には,北からスティール橋(Steel Bridge),バーンサイド橋(Burnside Bridge),モリソン橋(Morrison Bridge),ホーソン橋(Hawthorne Bridge)の四つの橋がかかり,徒歩や自転車,インラインスケートなどで「橋の街」ともよばれるポートランドの姿を楽しむことができる。夏場は水遊びする子供達でにぎわうサーモンストリート噴水(Salmon Street Springs)や桜並木と石碑が並ぶ日系アメリカ人歴史プラザ(Japanese American Histrical Plaza),川に浮かぶオレゴン海洋博物館(Oregon Maritime Museum)といった見所もある。
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ポートランドはどこに行っても美しいところだったが,特に,このウィラメット川のほとりの公園が過ごしやすかった。このときはまだ知らなかったが,のちに行ったオーストラリアのブリスベンのダウンタウンに似ていないこともない。いずれにせよ,こんな過ごしやすい町は,日本にはない。
美しい町ポートランド③-2015夏アメリカ旅行記3
●ポートランドは日本の都市のよう●
ポートランドのあるオレゴン州というのは,アメリカの州の中でもいろんな意味でちょっと,というかかなり変わった州である。
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アメリカのガソリンスタンドは日本のガソリンスタンドがセルフになるずっと以前からセルフだったから,アメリカではどこもセルフだと思っている人もいるだろう。私もそうだった。しかし,オレゴン州とニュージャージー州のガソリンスタンドはセルフサービスではない。
アメリカでレンタカーに乗らない日本人にはどうでもいい話だが,このことは,このときに知ったが,アメリカでは有名なことらしい。この旅で,私はまずこれに戸惑ったが,そのことはまた後で書くことにする。
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また,オレゴン州はマリファナが合法である。これはオレゴン州のほかにワシントン州,ニューヨーク州,アリゾナ州,ニューメキシコ州,ミネソタ州,ハワイ州などがあるそうだが,このことは私にはまったく関係も興味もない。
ただし,この旅の2年後2017年にアメリカへ皆既日食を見にいったとき,皆既日食の前日,オレゴン州のインターステイツが大渋滞を起こしていて,これは皆既日食を見にいく車の列だと報道されたが,実際は,その日に発売になったマリファナを買いにいく車だったらしい,という話を聞いた。このことが真実かどうかは知らない。
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さらに,ポートランドは,日本からの短期ホームステイ先として有名である。実際,日本からのポートランド便やポートランドのダウンタウンには日本人の女子大学生の姿がやたらと目についた。聞くところでは,これは州の政策で,まずしい家のお金稼ぎだと聞いたことがある。私はそれが正しいかどうかは知らない。ただし,私立の大学の外国語学部でアメリカでのホームステイをウリにするところは,そのホームステイ先はポートランドである。
私は,女子大学生が群れてポートランドの家庭に短期ホームステイをしたところで,お金を捨てるだけで,青春の思い出以外は何も得られないと個人的には思っている。
ポートランドはきわめて治安もよく,ダウンタウンはさほど広くもなく,とても快適な都市であるから,アメリカではじめに降り立つには最適だとは思う。ホームレスも多いのだが,ホームレスにも過ごしやすい都会なのだそうだ。
空港からダウンタウンまでは鉄道ですぐアクセスできるので,車がなくとも,とても便利である。また,市内区間の公共共通は無料で,しかも,頻繁に走っているので,来た電車に乗るだけでどこにも簡単に移動できるのも快適である。
また,ダウンタウンでやたら目につくのは屋台である。屋台は,今では,ポートランドだけではなく,ワシントンDCやニューヨークもどんどん増えているそうだ。レストランの値段が高く,しかも,さらにチップが必要なアメリカでは,屋台はビジネスマンが気軽に昼食をとるにはとても便利なのだ。しかも,屋台は移民がひとりで商売をはじめられるから人気なのである。ただし,たいへんな競争で,それぞれが工夫を凝らして商売をしているそうだそうだし,当局の嫌がらせもあるという。
ダウンタウンにはアップルショップやら,ブランド品のショップやらが並んでいるのは,アメリカというより,今や,全世界どこも同じようなものである。ポートランドのダウンタウンは,広すぎることもなく,徒歩でどこにでも気軽に行くことができる。私は,どことなく,名古屋の繁華街である栄にいるような気になった。
美しい町ポートランド②-2015夏アメリカ旅行記3
●私の「密かな愉しみ」だった町●
☆13日目 8月11日(火)
ついにオレゴン州までやってきた。この日8月11日と翌日8月12日はオレゴン州で過ごし,最終日8月13日のお昼にオレゴン州ポートランドの国際空港から帰国する。
この旅の最後の目的地をオレゴン州ポートランドにしたのは,この年2015年の1年前,2014年の夏に同じようにポートランド経由でアイダホ州に行ったとき,Facebookの書き込みでそれを知ったポートランドに住む友人から,ポートランドに来るなら遊びにきてという返信をもらって、その時に来年は行くからねと約束したのが発端であった。
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そのようなわけで,このときの旅は,ワシントン州のシアトルに降り立ち,アイダホ州に行き,モンタナ州までドライブし,再びシアトルに戻ってMLBを見て,さらにワシントントン州の3つの国立公園を巡り,最後に,オレゴン州のポートランド,という盛り沢山の内容になった。しかも,予定外の美しい場所がもうひとつ,明日の旅で加わるのだ。
今にして思うに,こんな旅はもう二度とできないであろう。しかも,このときの旅で行ったところは,アメリカに住んでいてもなかなか行くことのできない場所ばかりだった。
今や私には2週間も旅をする元気はない。たとえ元気があっても,コロナ禍で行くことができない。そう思うと,本当に行ってよかったし,こうした貴重な体験は,思い立ったときにしておくべきだと痛感する。
もはや,私の人生に未練も後悔もない。
ポートランドに着いてからの予定は,友人と会うこと以外には,毎度のごとくまったく未定であった。
ポートランドには,かつて1度だけ来たことがあった。それは今にして振り返ると,私の「密かな愉しみ」となった思い出だが,そのときにポートランドを詳しく観光した覚えがない。
そこで今回は,ポートランドはきれいな都会と聞いていたから,時間があればどこへ行ってもいいかな,くらいの気持ちだったし,友人と会うのだから,あなた任せでもあった。
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この日から2日宿泊するのは,空港の近くでダウンタウンからは10キロメートルくらいのところにある「ラキンタ」(La Quinta)という比較的高級なホテルであった。
朝10時,ホテルの駐車場で友人と待ち合わせということにした。ホテルのチェックインは昼過ぎだから早かったが,試しにフロントで尋ねてみると,ホテルのチェックインをすることができた。アメリカでは,チェックインの時間前でも部屋が空いていれば大概可能である。そこでチェックインを済ませ,ホテルの駐車場を確保してそこに車を停め,友人を待った。
友人はちょうど10時にやって来た。彼女は台湾からの移民で,以前,イエローストーン国立公園を現地ツアーで観光した時に知り合った。9年ぶりの再会であった。そのままダウンタウンまで彼女の車で行って,まずはポートランドのダウンタウンにあるスターバックスに入って,ラテをご馳走になった。
美しい町ポートランド①-2015夏アメリカ旅行記3
●落ち着いた美しい町ロングビュー●
シアトルを出発して,マウントレイニー国立公園,オリンピック国立公園,そして,セントへレンズ火山国定公園と周遊してきた。それとともに次第に南下して,この次にめざすのはオレゴン州のポートランドであった。
この日はセントヘレンズ火山国定公園から州道504を西に走り,インターステイツ5に出て,さらに南に,ロングビュー(Longwiew)という人口35,000人ほどの比較的大きな町にあるクオリティインに泊まることになった。
ロングビューはインターステイツ5沿いの町で,カウリッツ川(Cowlitz River)とコロンビア川(Columbia River)の合流点にある。ここからオレゴン州のポートランドまでは30分ほどである。
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ロングビューは,かつて地元の先住民族の祖先の墓地のある場所だった。
1849年,開拓者ハリー(Harry)とレベッカ・ジェーン・ハンティントン(Rebecca Jane Huntington)が率いるヨーロッパ系アメリカ人によって開拓され,はじめはバージニア州のトーマスジェファーソン(Thomas Jefferson)第3代大統領の家を記念して,モンティチェロ(Monticello)と名づけられた。
1921年になって,この地は,ふたつの大きな製材所を運営するために14,000人の労働者が必要ということで,町が作られた。
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モンティチェロ,懐かしい名前である。私はこの旅をした翌年の2016年に,そんなことは意識していなかったが,偶然,バージニア州のモンティチェロにも行った。
ロングビューは広い公園のある美しいところであった。ホテルにチェックインをしてから,夕方公園の川べりの散歩をした。涼しく快適であった。
アメリカに限らず,私が行ったことがあるオーストラリア,ニュージーランドなどでも,海外からの観光客が訪れる,いわゆる「観光地」でない,地元の人たちが日常を過ごすこのような町の多くは,どこも落ち着いていて,暮らしやすそうに思える。
そこは何があるということでも,特筆すべき名所があるというものでもないが,そういった町は,一般に,とても静かで,広々としていて,しかも,どこもゴミひとつない美しく広大な公園がある。夕方ともなると,住民が散歩をしたり,ベンチででくつろいだり,ジョギングを楽しんだりしている。あまりに広いので,決して「密」が起こることもない。商店は定刻に閉店してしまうが,入りやすそうなレストランが多数あって,そこでは時間を忘れて夕食を楽しむことができる。それもまた,日本のようにせまくなく,空席待ちをする必要もない。
私もこの日,町の1軒のレストランに寄ってステーキを食べた。
日本には,どこに行こうと,こうした町がないのが残念である。しまった,書いていたら,また行きたくなってきた。
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