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この日の行程,最終目的地は予約してあった酸ヶ湯温泉でした。
いつものようにいい加減な私は,酸ヶ湯温泉の具体的な場所すら知らなかったのですが,酸ヶ湯温泉は十和田湖の北らしいので,たどり着く途中で,ぜひ行きたかった奥入瀬渓谷と十和田湖観光をすることにしました。また,奥入瀬渓谷までは,青森空港から,野辺地町を経由して,さらに,できれば八戸市を回っていくことができたらと思っていました。
…なのですが,私が八戸市よりも行きたかったのが野辺地町にある野辺地駅でした。というのも,私はほとんどテレビは見ないのですが,それでも,以前は,テレビ東京系の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は楽しみにしていました。この番組に野辺地駅が数回出てきました。また,今もNHKBSPの「日本縦断こころ旅」を見ているのですが,「日本縦断こころ旅」は,毎年,必ずといっていいほど青森県を通り,番組でたびたび登場するのが野辺地駅なのです。
しかし私は,野辺地駅が青森県のどこにあるのかも,知りませんでした。そこで調べてみると,下北半島の玄関口にあたるところに位置していることがわかったので,おそらく「何もない」とは思うけれど,今回の旅では,少し遠回りになっても,ぜひ,野辺地駅へ行ってみようと思ったわけでした。

青森空港はターミナルビルに隣接してレンタカーターミナルビルがあったりして,ちょっぴりアメリカの空港みたいでした。さっそくレンタカーを借りました。
まず,青森駅から北に走って青森市に出て,青森市から東にむかって津軽海峡の海岸線を走っていくと,ほどなく野辺地駅に着きました。予想通り,ほとんど人影のない駅前でした。ロータリーに車を停めました。
まず,右手に見えた常夜燈は「日本縦断こころ旅」の2022年7月1日に放送された第1107回の冒頭で出てきたものです。火野正平さんはもっと大きなものを想像していたようですが,実際は思ったより小さかったと言ったそうです。この常夜灯は,ここが昔,北前船の寄港地だったころのものです。
第1107回では,また,この駅で火野正平さんが自転車につけたお守り「モーリー」を交換しました。
駅で火野正平さんが「ちょっと駅でやることがあるんだ」と言って自転車「チャリオ」を降り,「チャリオ」の後ろにずっとついていた青い森鉄道のキャラクター「モーリー」のぬいぐるみを取り外しました。火野正平さんはモーリーを持って「こいつ。ドロドロになっちゃって。頭も伸びちゃって。俺たちを守ってくれたやつ」と言って,「返したら飾るとおっしゃってたから。これ。よう頑張った。エライエライ」とモーリーを野辺地駅の駅舎に持っていきました。職員の方が新品の「モーリー」を持ってきて交換し,古い「モーリー」は、正平さんが来た記念で野辺地駅に置いてもらえることになりました。
なお,「日本縦断こころ旅」では,2014年7月9日に放送された350日目にもこの場所を訪れています。
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また,ロータリーから道路を隔ててあったのが松浦食堂でした。現在はやっていないのですが,この松浦食堂は,「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の2010年2月27日に放送された第6弾で,太川陽介さん,蛭子能収さんとゲストのマドンナ山田まりやさんがバス待ちの間に訪れて,バスの発車まで時間も店で待たせてもらい,蛭子能収さんが座敷で大の字になって寝てしまったところです。また,2013年8月31日に放送された第15弾で再訪し大歓迎を受け,そのときに,太川陽介さんが店の人たちを「すごい優しい家族のような人たち」と話したところです。

駅で客待ちをしていたタクシーの女性の運転手さんがいたので話しかけると「野辺地は何もないところでしょう」と言いましたが,こうした「テレビ番組を見たから来てみた」と話をすると,「「モーリー」が駅の中に飾ってあるから見てくるといいよ」と言いました。それを聞いた私は「モーリー」と対面することができました。
とてもうれしくなる出来事でした。幸先がいいぞ,この旅も。

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