しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場・47都道府県を制覇し,南天・皆既日食・オーロラ,空の3大願望を達成した「不良老人」の日記

タグ:高知県立牧野植物園

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お昼近くになったので,園内で昼食を,と考えました。
こうした施設に,気が利いたレストランがあれば助かりますが,それがなかなか難しく,とても混雑していたり,中には,全くないようなところもあります。
案内図を見ると,高知県立牧野植物園には,正門から入った本館にカフェがあるようだったので,行ってみたのですが,そこでは食事はできませんでした。聞いてみると,中門から入ったところに植物研究交流センターという建物があって,そこに,お土産屋さんとレストランがあるということだったので,行ってみました。そして,そこにあったのが「C.L.GARDEN」というレストランでした。
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子どものころに憧れた木の上の小屋のようなレストラン。
シェフ自慢,ココット(鋳物ホーロー鍋)のハンバーグランチや,ふもとの市場で仕入れたお魚ランチなど旬の野菜をふんだんに使った地産地消の洋食メニューをご提供します。
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というのが,ネットでの紹介ですが,幸運なことに座席が空いていたので,中に入りました。
注文したのは「ふもとの市場で仕入れたお魚ランチ-アクアパッツァ」というのもでした。
「アクアパッツァ」(acqua pazza)というのは,魚介類をトマトとオリーブオイルなどとともに煮込んだナポリ料理です。アクアパッツァは,ナポリ地方の漁師達が魚介類を海水を加えた上でトマトオリーブオイルと共にソテーして作っていた料理が起源だといわれています。

昼食を終え,満足して,高知県立牧野植物園を後にすることにして,お名残惜しく,最後に,牧野富太郎記念館の前にあった「スエコザサ」を見にいきました。
先日行った東京の牧野記念庭園では,牧野富太郎博士の像がスエコザサに囲まれていたのですが,ここでは,これもまた,先日行った谷中霊園の牧野富太郎博士のお墓のとなりにあった妻・壽衛さんの墓に刻まれていた
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 家守りし妻の恵みやわが学び
 世の中のあらん限りやすゑ子笹
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と同じ句のかかれたプレートとともに「スエコザサ」がありました。
なお,「らんまん」では,最終回に「スエコザサ」が記載された「牧野植物図鑑」が出てきますが,実際の「牧野植物図鑑」には「スエコザサ」はありません。それは,「スエコザサ」は新種ではなく「アズマザサ」(Sasaella ramosa Makino)の変種とわかったからですが,それでも,現在,学名は「Sasaella ramosa(Makino) Makino var.suwekoana (Makino)Sad.Suzuki」となっていて,壽衛さんの名前は残っています。

これで,高知県立牧野植物園の見学を終えました。
高知県立牧野植物園は期待以上のところでした。また,今のようなブームが去って,もっと人が少なくなったら来てみたいと思いました。

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◇◇◇無題


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高知県立牧野植物園には,牧野富太郎記念館がありました。
立派な業績を残した学者さんでも,記念館がある人は多くはありません。牧野富太郎博士は,なんと幸せな人なのだろうと思いました。それとともに,高知県がいかに牧野富太郎博士を大切にしているのかがよくわかるというものでした。

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牧野富太郎博士は幕末の1862年(文久2年)に現在の高知県高岡郡佐川町に生まれ,1957年(昭和32年)に94歳で亡くなった植物学者です。私が生まれたときは,まだ,御存命だったわけです。
豊かな自然のなかで育ち,幼少から植物に興味をもち,独学で植物の知識を身につけていきました。2度目の上京のとき,現在の東京大学理学部植物学教室への出入りを許され,植物分類学の研究に打ち込むようになり,自ら創刊に携わった「植物学雑誌」に,新種ヤマトグサを発表し,日本人として国内ではじめて新種に学名をつけました。また,「牧野日本植物図鑑」を刊行しました。
生涯で収集した標本は約40万枚,蔵書は4万冊を越えます。また,新種や新品種など1,500種類以上の植物を命名しました。
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2023年前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公は牧野富太郎博士をモデルにしているのですが,史実とは異なっていることも多々あるそうです。
ドラマはドラマ,フィクションなので,それはそれで問題はないのですが,「らんまん」は元気が出るすばらしいドラマだったと思うし,牧野富太郎博士の生涯を,あく抜きして,なぞっていたように私は思います。

牧野富太郎博士に限らず,明治生まれの人には,今の時代には決して現れないであろう,こうした,ある意味,仙人のような人がいます。私は,そうした人の生き方に憧れます。
以前,ブログに「私は「高等遊民」になりたい」と書いたのですが,果たして,牧野富太郎博士は「高等遊民」だったのでしょうか? いや,「高等遊民」にしては,天賦の才能が有りすぎます。私は,「高等遊民」に憧れていても,決して,牧野富太郎博士ようにはなれません。それは,私には,天賦の才能がないからです。
将棋の藤井聡太竜王名人やMLBの大谷翔平選手のように,天賦の才能をもって生まれた人は,選ばれた,それを生かすことができる人だけに宿るように,創造主は授けるのでしょう。

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高知県立牧野植物園には,「こんこん山広場」や「ふむふむ広場」といった場所があって,そこからは,高知市内が一望できるし,牧野富太郎博士ゆかりの草花がいっぱいでした。ほんとうにすばらしい場所です。
「らんまん」が放送されたので,番組で出てきた草花は,みな,印がつけてありましたが,私は,そのなかで「バイカオウレン」(Coptis quinquefolia Miq.)と書かれた小さな葉が気に入りました。もう少しすると,かわいい花が咲きます。
「バイカオウレン」は,連続テレビ小説「らんまん」,その第1週のタイトルとなったものでもあります。
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「バイカオウレン」は,「らんまん」の作中で,主人公の万太郎が母ヒサのために取りに行こうとした花です。そして,その週の最後で一面に咲いていた,濃い緑色の葉に白い花です。
「バイカオウレン」は,林の中などに生える常緑の多年草です。花びらのように見える白い部分はガクで,黄色のコップ状の形をしたが花が咲きます。開花期は12月から2月ごろなので,残念ながら見ることはできませんでした。 花の大きさは1センチメートルから2センチメートルととても小さいものです。
「らんまん」の万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士は,幼少時代,現在の高知県佐川町の生家の裏山に咲く「バイカオウレン」を特に好み,上京後には郷里土佐を思い起こさせる植物として,特別な存在であり続けたといいうことです。
「らんまん」の中では,ヒサが万太郎に自分が1番好きな花と伝えます。ヒサは,「生まれて来ないほうがよかった」と言う万太郎に対して「この花はたくましい。いのちの力に満ちちゅう。万太郎もね」という言葉をかけ,息を引き取るのです。
その後,一面に「バイカオウレン」が咲きましたが,万太郎はそのころはまだ,その花の名前を知りませんでした。「この花の名前が知りたい!」。 これが万太郎と植物との関わりを生んだのです。
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私は,この花が咲くころに,また,高知県立牧野植物園に来てみたいと思いました。

それ以外にも,「ガマズミ」(Coptis quinquefolia Thunb.),「ノジギク」(Chrysanthemum japonense (Makino) Nakai)などが目につきました。
「ガマズミ」は,山地や丘陵地の明るい林や草原に生えるガマズミ科ガマズミ属に属する落葉低木です。別名は「莢蒾子」(きょうめいし)といって,薬用に用いられます。また,そのまま食べることもできるし果実酒にもなります。花言葉は,結合,愛は強し,恋の焦り,私を無視しないで,だそうです。
「ノジギク」はドラマの第105回で,得意客の岩崎が提案した「菊くらべ」に参加した妻の寿恵子が,華やかなキクが並ぶなか,主人公の万太郎が採取してきた地味なキクとして差し出したものです。寿恵子は,菊が唐の国から渡ってきたことや,日本の人々が手をかけてきらびやかな花へと作り上げたことを説明し,白くて小さな原種の菊「ノジギク」の魅力を堂々と語り出すのです。
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「ノジギク」は1000年以上前から人の手がまったく入っておりません。
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どちらの菊にも,優劣はございません。ですが,「ノジギク」とこちらの菊たち,ともにそろえば,大陸と海,それから幾星霜にわたる日本の人々の総意と工夫に思いをはせることができましょう。
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寿恵子は,万太郎のことばを借りつつ,日本の人々には花を愛するこころがあることや,みんなに花を愛でる思いがあれば,争いも起こらないはずだと訴えるのでした。
私は,この「ノジギク」が大好きです。

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レンタカーを借りて,まず向かったのは,高知県立牧野植物園でした。
高知県立牧野植物園は,高知市街から高知龍馬空港に向かう途中にあります。高知南国道路がトンネルに入ったその上にあるのですが,これまで,何度もそのトンネルは通っていたのに,一度も行くことがありませんでした。また,私は場所を勘違いしていて,道路に面したところにあるとばかり思っていて,今回,iPhoneのGoogleMapsを車に表示して走っていたのですが,小高い山の中に入っていくので,戸惑ってしまいました。それでも,なんとか,駐車場に着きました。
やはり,予想通り混んでいましたが,それでも,平日なので,まだマシ,といったところでした。
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高知県立牧野植物園は,高知県出身の植物学者牧野富太郎博士の業績を記念して,1958年(昭和33年)に五台山に「県営牧野植物園」として開園しました。1999年(平成11年)には園内に牧野富太郎記念館本館が開館し,リニューアルオープンし,2008年(平成20年)には南園に「50周年記念庭園」が誕生,また,2010年(平成22年)4月24日には新温室がオープンしました。
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チケットを購入して,園内に入りました。
今回,私は,ここでたっぷりと時間をとって,見学することにしていました。はじめは不案内だったので,ともかく,園内を1周してみることにしたのですが,それがまあ予想以上に広いこと。また,思っていたよりもずっとすばらしいところでした。
NHK連続テレビ小説「らんまん」が終わったときだったので,番組に出てきた花にはそれがわかるように案内が取り付けられていたり,また,テレビ番組に関する展示があったりしたことと,番組に出てきた植物の名前になじみがあったので,結果的に,この時期に来たのはよかったわけです。ただ,花は開花の時期というものがあるので,そうした花々がすべて咲いているわけではないのが,当たり前のこととはいえ,残念でした。
まず,目についたのが「ヤマトグサ」(Theligonum japonica Okubo et Makino)でした。
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「ヤマトグサ」は,アカネ科ヤマトグサ属に分類される多年草で,雄花が雄蘂が垂れ下がる独特の姿をしています。
1884年(明治17年)に牧野富太郎博士が最初に高知県で発見しました。本種は日本固有種で,しかも,日本人の手によって記載され,日本の学術雑誌に発表された最初の植物です。
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